じっかん
時間。
24時間1440分86400秒。
今も昔も、これからもこの基準は変わることはない。一応、ひとりひとりの時間は同じことになってる。5歳児も18歳の女子高生も42歳の部長も90歳のおばあちゃんも、みんな同じ時間を持つ、らしい。
でも、本当に同じなのかなあ。
5歳児と90歳のおばあちゃんの時間はきっと違う。おばあちゃんにとっての24時間は5歳児にとっての10日分だったりして。
よくよく考えれば、おばあちゃんの1年は90回あったうちの1年だけど5歳児にとっての1年はたった5回のうちの1年。質が違うに決まってる。
大人の「ちょっと待って」が長かったのはきっと、このせい。
「まだ〜?」と言ってしまうのは待てないからじゃない。
日に日に時間が短くなるのが恐ろしい。ジャネーの法則曰く、20歳で人生の体感時間の半分、らしい。
そんなに一生が早いのか。
嬉しいようで、寂しいようで、ちょっといや。
別れたら次はない、と思っていないと今を軽んじてしまいそう。気をつけましょう。